Reflective Podcast By Yasukif

No 45: Nausicaa and Asirpa

Informações:

Sinopsis

2020年最初の配信になります。Yayoiさんを迎えて,漫画版「風の谷のナウシカ」,歌舞伎「風の谷のナウシカ」,漫画&アニメ「ゴールデンカムイ」等について語りました。 以下はYayoiさんからの参考図書の紹介です。 ------------------------------------------------------------------- 「アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ 」」中川裕  イメージしていたより、ガチな民俗学の本です。アイヌの思想的な面がわかりやすく解説されています。単行本18巻では未登場の重大なネタバレがあるので、読むときはご注意ください。 「シュマリ」 手塚治虫  手塚の代表作にも数えられ、北海道を旅行した時は、金カムは読んでなくてもシュマリファンに結構であいました。時代は金カムよりちょっと前の日清戦争くらいです。関東から、女性のために北海道に流れてきた類稀な膂力をもつ和人(杉元)、死んだはずの土方歳三らしき囚人、金塊のありかを示す刺青を持つ脱走兵がアイヌの集落に隠れている、ウエスタン風の世界観など、どこかで聞いた設定がたくさんありますが、お互い無関係とのこと。手塚らしい重く暗い世界観ではありますが、北海道版「アドルフに告ぐ」といった感じです。 「熊嵐」 吉村昭  有名な作家さんですが、今回初めて拝読しました。これは実際にあった事件を基にした小説で、事件自体有名なので、ヒグマといえばこの小説と知名度は高いそうです。わたしはものすごく怖くて、当面森に近付きたくなくなりました。二瓶鉄道のモデルの一人だそうです。最後の熊撃ちの場面は、非常に印象的でかっこいいです。 「熊撃ち」 吉村昭 こちらは東北〜北海道における熊と漁師の戦いについて描いた短編集です。主人公が全員、二瓶か谷垣に見えて仕方がない・・・淡々とした筆致ながら、物語性もあり、彼らの孤独な戦いに惹かれるものがあります。 「不運な名前」「相模国愛甲郡中津村」  どちらも松本清張先生の短編です。樺戸監獄に収監されていた熊坂長庵(漫画では熊岸長庵)についてのミステリー、贋作紙幣は熊坂の作ではないのではないか?という説がとられた、著者の歴史家の側面が強く出た緻密な小説です。わたしが月形の資料館に行った時に教えてもらえました。ゴールデンカムイ と話がそれるのですが、結構好きな小説です。漫画でも出てきますが、この二円紙幣はネットで画